走る。曲がる。止まる。

    BMW S1000RRとMV AGUSTA F4とHONDA NSF100とKTM 250 EXCRとセキセイインコのこととか。

     

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    正当にこわがること3

    続き。

    ある方にこう言われた。

    「うちはレースやサーキットに対する意識も先ずは楽しむこと!が最優先」
    と。
    私のような「ストイックなライダー」は、余所に行くべき、と。


    楽しむことは大事。もちろんだ。
    所詮、趣味だもの。

    ただし、意識として優先すべきことは、違うと思う。
    趣味だからこそ求められるのは「安全第一」ではないだろうか。
    盆栽やツーリングならいざ知らず、
    バイクでのサーキット走行、ましてやレースともなれば、ピュアなスポーツであり、危険な競技だ。それもかなり危険な部類の。


    能天気に嘯くのも結構だが、マシントラブルが自分のみならず周りのライダーの人生をも左右しかねない遊びをしている事に思いが向けば、「楽しむこと最優先」で済まされないのは明らか。

    「先ずはノートラブルで安全に走れること!が最優先」


    少なくとも自分はそう思ってきた。
    が、やれていなかった。やっているつもりの自惚れだった。

    肝心のマシンのことは人に任せきりで、自己責任の意識がなおざりだったのだ。
    そして、その命を預ける相手は、自分とは向いている方向が違っていた。
    自分の判断の甘さに、今更ながら恐怖する。

    ・・・

    閑話休題。

    先日、登山家の竹内洋岳がダウラギリ登頂を果たした際のドキュメンタリーを見た。
    「ダウラギリⅠ峰 ~the 14th summit~」
    途中、パートナーのペースが上がらなくなる。問題を抱えていると見た竹内は、
    「降りな」
    あっさり、即座に言い渡し、パートナーも・・・同意する。7000mも目前のところで。
    彼の長い経験と、二人の信頼関係の強さが、感じられた。

    別の場所で、彼は過去の経験についてこうも語っている。
    「雪崩の危険を感じながらも10歩進んでしまった事を、プロの登山家として後悔している」。
    これぞプロだと思った。

    物事の優先順位を厳格に持ち、私的感情に流されず、瞬時に最適な判断を下すのがプロたる所以。

    ・・・

    「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしい」。

    ある方は、マシンのメンテは全て自分ですると仰った。怖くて他人になど任せられないと。
    今になっては強く共感できる。

    またある方には、「白黒はっきり付けたがる性格だね」と評された。
    そのとおりだ。曖昧は恐怖。

    昔から人は曖昧で判然としないものに対して恐怖を抱く。
    管理できるものに恐怖はない。

    引用した寺田の一文。伏字は恐らく当時の政治や国際情勢だろうといわれているが、
    今の私は、

    「バイクで走ること」
    「サーキットで速く走ること」
    こういった言葉にも置き換えてしまう。

    正当に怖がれないならば、
    「トラブルは怖くないから、乗る」or「トラブルが怖いから、乗らない」

    判断とも言えぬ思考停止で恐怖を押し殺すか、一切を拒絶するかになってしまう。


    自分はオートバイが好きだ。
    バイクが与えてくれる適度なリスクと向き合い、長く楽しみたい。

    だからこそ正当に怖がりたい。
    正確な情報が欲しい。
    その情報やプロのアドバイスに基づいて、正しく怖がりたい。

    走る走らないの最終判断は自分でするし、それで何かあってもその責任は取る。

    続く。


    iPhoneからの投稿
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    Comments

    2. Re:エール 
    >SiSoさん
    ありがとうございます・・・。

    イチロースペシャル、見ましたよ!
    凡人との共通点など探すにおこがましい、どの場面においても欠片も思い当たりませんが、
    プロの厳しさと更にその上を行く彼の生き様を見せ付けられた思いです。
    私にとってバイクは遊びですが、生き様というものは、仕事にも遊びにも滲み出てしまうものかもしれません。

    較べるべくもありませんが、自分は甚だ中途半端な生き様だなあと思い知らされました・・・。。(´д`lll)
    あ、応援のお気持ちは十分伝わって居りますので・・・。

    ところで彼は今後、肉体の衰えとどう向き合って行くのでしょうね。
    「正当にこわがれて」いるか。
    紙一重と言ってましたが、それは衰えが生んだ差異でもあり、それを後半で修正してきたのでしょうか・・・!
    1. エール 
    K26さんの“彷徨い”に、なんらか助力になれないものかと考えるも、レベルの違いやオンライン上という相違の起こり易い環境故、なにも出来ないままでした。

    が、偶然にも目にしたテレビに「ストイックなアスリート」という共通点を見出し、エールを送るつもりでエントリーを書きました。つまらん内容で恐縮ですが、ご高覧頂ければ光栄です。

    http://minkara.carview.co.jp/userid/1385559/blog/28758933/

    やっぱり直接的な助力にはなり得ませんが、いつしか何らかの足しになることを願っています!

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